僕は狂っていく~ぼくるい~

創作小説「僕は狂っていく」まとめブログです。 ジャンルは現代モノです。 基本的に「奇妙な話」です。

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近道 

(んでよ、何が不便とかは知らんが――いつまで休憩するんだ?)

あ!!
そうだった!!
思いもかけない新発見に忘れてしまうトコだったけど……急がないといけないんだった!

「休憩してたんじゃないのよ! 道! 道を教えて!! 駅までの!!」

幽霊に道を教えてもらうという非常識はとりあえず置いておいて。
絶対に安全パイ、声をかけても絶対に自分の身が危うくならないのは――この目の前にいる隼人くんくらいなものなのだ。
駅までたどり着けることが出来れば、後は自分の住んでる場所まで行くのはそう難しいことではない。

(道? 何を言ってるんだ? お前は)

――へ?

隼人くんが呆れたような顔で私を見ている。
いや、そんな呆れたような表情で見なくても……。
私にとっては全く見知らぬ土地なわけで。
いかに近い駅に住んでるとは言っても、さすがに自分が用の無い駅の周辺の地理を理解してるワケもないわけで……。

道に迷っても仕方ないじゃんね?

「し、仕方ないでしょ!? まるっきり知らない場所なんだもん!」

さすがにバカにされた、と思い紅潮する顔を自認しながら隼人くんに言い返す。
……が、隼人くんの次の言葉に……私が唖然とするハメになる。

(だから、何で今さら道を尋ねてるわけ?)

隼人くんの言葉の意図をイマイチ掴めず、何も返せない私を見ながら隼人くんがスッと指を細道の先にある曲がり角に向けた。

(あの角を曲がれば駅。 何で目的地の手前で休憩してんの?)
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[ 2007/02/28 23:35 ] 番外編 Change ~type R~ | トラックバック(-) | コメント(-)
プロフィール

黒矢 一実

Author:黒矢 一実
主に短編小説を書いています。
現在のところ更新は不定期です。
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